取引中に相手が利用停止になった時の対処法
出品商品が売れた後の取引中、また商品を落札後の取引中に、取引相手が「ヤフオク利用停止」になってしまった場合の対応方法です。
利用停止・登録削除の違い
取り引きが止まってしまう規制には「利用停止」以外にも、ログイン自体ができなくなる「登録削除」がありますが、どちらにしても現在の取引過程は関係なくプツリと切れてしまうので対応に苦慮します。
他にも「出品制限」という規制もありますが、こちらは出品中のオークションは消されるもの、取引ナビは生きたままなので、取引中のオークションは継続可能です。
利用停止とは
利用停止になると出品中のオークションは問答無用で取り消され、下記の主要な機能が使えません。相手がこちらに連絡したいとしても連絡手段がない状態です。
- 出品、入札
- 取引相手への評価
- 取引ナビの投稿、閲覧
- 連絡掲示板の投稿(閲覧可)
- 落札者の削除
- 出品者への質問
- ウォッチへの追加
登録削除とは
登録削除とは Yahoo! JAPAN IDが削除されることです。
出品中のオークションが消えるとか、機能制限があるとかのレベルではなく、Yahoo!にログインできなくなるので全てのことができなくなります。
積み上げた評価数も、Yahooショッピングのステータスも消えてしまいます。
出品制限とは
規制の中で最も軽いのが出品制限です。出品中のオークションが取り消され、新規出品はできませんが落札に関することは全てできます。
- 出品・再出品はできない
(落札者の立場)出品者が利用停止になった
ここからは具体的な対応ですが、商品を落札した時に、出品者に代金を支払ったか支払っていないかで対応が変わります。
・代金支払い前の対応
支払い前の場合は何もしないで放置して置けば大丈夫です。欲しかった商品だとしてももう諦めるしかありませんが、このオークションはここで終了扱いで問題はありません。
また出品者は利用停止なので、悪い評価をつける事もできません。
・Yahooかんたん決済で支払い済の場合
取引相手の利用停止のタイミングによっては商品が送られてくることもありますが、通常のように「受取連絡ボタン」の出現はないので、商品を受け取った時点で取引終了です。
商品が送られて来ない場合は、返金のための行動をします。かんたん決済後から数えて8日後(商品が送られてくるかもの猶予)に出現する「未着報告フォーム」から利用停止状態になっている現状の報告を行います。
報告は商品代金を支払ってから12日以内と決められているので、実質リンクが出現する8日目〜12日以内で報告します。
【ヘルプ:商品が届かない】
(出品者の立場)落札者が利用停止になった
こちらも先方が代金を支払ったか、支払っていないかで対応が変わります。
・代金がまだ支払われていない場合
「落札システム利用料」の支払いを回避するために利用停止になった落札者を削除する必要があります。連絡掲示板から削除の旨を通知したのち削除を実行しましょう。
落札システム利用料を払ってもいいと考えるのであれば、放置しておくのも1つの手です。
ちなみにYahooかんたん決済で支払い済みだともう削除はできません。
【ヘルプ:落札者を削除する】
・入金手続き済で商品発送前の場合
まだ手元にあるのならば発送はせず、落札者に返金する手続きをします。
操作は出品者側の取引ナビからでき、返金できる期間は落札者の支払い手続き完了から発送連絡前までです。
入金手続き完了後「発送連絡をする」ボタンの下に「取引を中止する」というリンクが出現しているので、そこから取引の中止手続きをしましょう。
【ヘルプ:商品代金を返金する】
・入金手続き済で商品発送後の場合
商品を発送したのならば自分の取引ナビは「受け取り連絡待ち」になっている状態ですが、先方に商品が届いても、利用停止中の相手は「商品受取連絡」ができません。
なので通常のように受取完了からの入金処理にはならないので、長いですが落札者がYahooかんたん決済の支払い手続きしてから14日後に始まる自動入金処理を待つしかありません。
最後に
たまたま取引した相手が自分の取引中に利用停止になってしまうのは、何ともタイミングが悪く困ったものです。
しかし先方も相当アタフタしていることでしょうから、こちらから起こすアクションに関しては、取引相手も閲覧できる「連絡掲示板」から一報を入れてあげるのが親切といえますね。