いい加減な入札をさせない!評価で入札者を制限する
オークション取引で一番嫌なのは、まともに取引する意思のない相手に当ってしまった時。
落札後にいつまでも取引開始ボタンを押してもらえない程度ならまだしも、まったくの音信不通、当たり前のようなキャンセルなど、本当に嫌ですよね。
入札がすべての発端になるのなら、トラブルに繋がりそうな人物の入札は受けたくないもの、そんな不安を解消してくれるのが、無料オプションの「入札者評価制限」です。
入札者評価制限とは
入札者評価制限には2種類のものがあります。
1.総合評価で制限をする
入札する人の評価数が(-1)以下だと入札できなくするもの。
これで総合評価がマイナスの人の入札はできないようになります。
逆に入札できるのは、「新規」や「0」以上の評価の人。ちなみに「0」というのは、良い評価と悪い評価が同数だと、総合評価が「0」ということがあります。
総合評価で制限が掛けられている商品ページには、「入札者評価制限:あり (評価の合計がマイナスの方は入札できません)」と表示されます。
2.悪い評価の割合で制限をする
まず、悪い評価数が20以上あると、問答無用で一切入札できなくなるものがまず1つ。
それから下の表のように評価を受けた人数と、悪い評価の割合でも入札できません。
評価をもらった人数 | 悪い評価の数 |
---|---|
数に関係なく | 数が20以上はダメ |
0~5人 | 入札に制限はなし |
6~14人 | 20%以上 |
15~49人 | 12%以上 |
50~199人 | 8%以上 |
200人以上 | 5%以上 |
評価をもらった人数が5人までは入札制限はないので、悪い評価ばかり5個(-5)でも入札はできますが、同時に先に説明した「総合評価で制限」にチェックを入れておけば、入札はできないようにできます。
入札者評価制限の利用の仕方
入札者評価制限は、出品時のフォームにある「取引オプション」の「入札者評価制限」に手動でチェックを入れるだけです。
利用は無料ですし、面倒なことが起こる確率をグーと減らせるのですから、出品時には必ずチェックを入れときましょう。
スマホアプリでの出品も同様の制限が掛けられます。
入札者認証制限にもチェックを入れるべきか
出品フォームの「入札者評価制限」のすぐ下の項目には、「入札者認証制限」というのもあります。この項目にチェックを入れると下記の条件を満たしている場合のみ入札が可能です。
出品を経験している参加者は、Yahooプレミアム会員なので、チェックを入れても関係なく入札してもらえますが、ヤフオクには落札オンリーの参加者もいます。
入札者評価制限にチェックを付けると、落札オンリーの参加者、または出品未経験の入札者を除外してしまうことになるので、一瞬どうしようと考えもしますが、実際に入札しようとすると下図のようなモバイル確認を促すような画面が出るので、本当に出品物が欲しい人はモバイル確認して入札することでしょう。
ですので、チェックを入れて出品しても問題はありませんね。
入札者評価制限はマイナス評価をもらいすぎると引っかかってしまう制限です。要は「悪い・非常に悪い」評価を貰わなければいいことだけであって、普通の取引を心掛けている参加者であれば、何ら関係のあるものではありません。
個人間取引が多いオークションですが、売買取引をしている自覚と、オークションのルールを守った取引は心掛けたいものです。
入札できない場合はどうするか
入札者の立場で入札者評価制限に引っかかってしまい、入札できない時にはどうすればいいのでしょう。
マイナス評価の数が基準になるので、現状の評価を制限に掛からない評価数にするか、新しくYahoo! Japan IDを作成し、新たにオークションを始めるかになります。
悪い評価の比率を変えるためには、入札者評価制限の掛かっていない出品物を落札いして良い評価をドンドン増やすか、または自分が出品者になって良い評価の取引数を増やしていくことです。