落札者から連絡がないのならば「いたずら入札トラブル申告制度」の申請を
「いたずら入札トラブル制度」とは購入意思のない入札によって、落札後に一切連絡がないという腹立たしい自体に陥ってしまったときに、ヤフーに何とかしてもらう制度のことです。何とかしてもらうといっても、ヤフーに変わりに連絡をとってもらうとかではなく、実被害を救済してもらうという内容です。
救済される措置は
その救済内容とは何かですが、出品システム利用料、落札システム利用料、オプションシステム利用料(いたずら入札時点で設定されていたもの)の返金、課金の取り消しという金銭的なものと、報復的に相手から付けられた悪い評価の取り消しというものです。
落札システム利用料は、いたずら入札トラブル制度の申込み条件の1つに「落札者の削除」があることから既に回避(複数出品は別)されるので、実質的な金銭的救済対象は、特定カテゴリ(車、オートバイ、船など)からの出品で掛かる「出品システム利用料」と、注目のオークション等の「オプション代金」の2つです。
また「落札者を削除」をすると落札者にシステムから「非常に悪い」の評価が付きますが、その評価の報復で出品者にも悪い評価を付けて来られた場合には、ヤフーの裁量次第ですが取り消されることもあります。
いたずら入札トラブル制度適応の条件
でも連絡がないからといって闇雲に申請ができるものではなく、「いたずら入札トラブル制度」を申請するためには、4つの条件をクリアしていなければいけないんですね。
- 落札者の削除していること
- 連絡掲示板の利用していること
- 落札者への複数回の連絡をしていること
- それでも全く連絡がない
どのくらいの連絡が必要か、何日後に落札者を削除すればいいか判断に困りますが、経験者の話を聞くところによると、落札者からの取引情報の連絡がない状態で、取引ナビからのメッセージを2回、連絡掲示板から公開にしてのメッセージを1回、それでも1週間何の連絡もなかったので、その後に落札者を削除して「いたずら入金トラブル制度」を申請したところ通ったといいますから、決してハードルが高いものではないようです。
但し、下記のように申請する出品者側の方に問題がある場合には絶対に審査は通らないので、事前のチェックは必要です。
- 相手が出品者との関係者
- 利用規約に違反する行為が過去にある
- 利用制限、利用停止が過去にある
- ヤフオク利用料、不払い等が過去にある
- ID、ウォレットに虚偽の情報がある
- オークション終了から43日以上経過している
- 出品禁止品、利用規約に反する商品
- 出品者、出品物が掲載と異なる
- 規定に定める申告手続きを順守しない
申請フォーム
落札者削除、連絡掲示板を含めた複数回の連絡しても、それでも音信不通なら「問い合わせフォーム」から申請します。
もし申請まではする必要はないと考えるのならば、同ページから「いたずら入札に関する違反申告」だけも可能です。
審査に通れば登録メールアドレスに数日後に結果が知らされ、適応になれば掛かった費用の返金、削除する評価があれば取り消しということになり、また相手のIDに関しては、ヤフーが利用規約を鑑みて停止や削除の判断になります。