「iPhone X」の転売目的品もたくさん
11月3日に販売開始されたアップルの「iPhone X」ですがヤフオクでもガンガン出品されていますね。直近の落札価格のSIMフリー版 iPhone Xの落札相場を見てみると、64GBモデルで120,000円~140,000円、256GBモデルで140,000~170,000円位です。
ちなみに、iPhone XのAppleストアでの新品購入価格はというと、64GBモデルが税抜で112,800円の(税込価格121,824円)、256GBモデルが129,800円(税込価格140,184円)ですから、新品価格から見れば、現在ではそう高値になっているわけではなく、納期未定のまま待つよりもヤフオクで品物確保といったところです。でも12万超えというのは凄いものです。
高値転売は売れていない
品薄といえどもすぐ欲しい人の需要が確保されると出品価格も安定してくるものですがそこは「iPhone X」。日本では普通のスマホとは何故か別格扱いなので、転売屋による高額な出品もまだまだ数多くヤフオクに出ています。
でも度を超える高額出品には入札もなく全然売れていない状態、30万もするスマホなんて誰も買いませんから、まあ当然なことです。
iPhoneなどのスマホに限らず、人気の出る商品には必ず転売で儲けようとする出品が出てきますが、発売店舗に雇った人を並ばせてまでしての商品確保はどうかなって感じがします。まして本当に欲しくて真面目に並んでいる人には気の毒としかいいようがありませんね。
でも転売というのは、キャリアと契約済みの通話可能なスマホ・携帯は「携帯電話不正利用防止法」でダメですが、携帯電話会社と契約していない、SIMカードが刺さっていない白ロム端末なら問題はないようです。
扱いとしてはただの通話ができない電子機器になるみたいですが、契約書などで転売目的ではないと確認している場合には、契約違反というか詐欺行為に該当するグレーの範囲です。
予約権利だけの出品に注意
今回のiPhone Xに限らず、過去のiPhoneでもそうですが、予約の権利のみの価格設定(即決価格)で出品されているものがあるので注意が必要。落札したのは予約の権利だけで、請求してくる支払金額は「本体価格+予約権利」というものです。
分かっている人はそもそも入札しないか、予約の権利と本体価格と理解した上で入札しますが、何のことか分からずに安いからと飛びつくと面倒なことになります。
こういった出品には、質問欄からの「入札の取り消し」依頼が度々入っています。