偽物出品の排除はスパコン+新AIでやっている

有名な商品ブランドには必ずといってコピー品が出回りますが、ヤフオクではそういった偽物が出品されても排除できるように、ヤフーが独自開発のスーパーコンピュータ「kukai」を活用し、 AI(人工知能)を使ったディープラーニングで出品された物の偽物判定をしています。これにより偽物が出品された場合には、なんと数秒以内には偽物と疑われるものが検知されるそうですから凄いものです。

「偽物出品検知AI」で偽物排除

ディープラーニング
ヤフーの独自スパコン「kukai」

これまでも偽物出品対策として2005年から機会学習を用いた不正出品検知システムを導入し、人による「24時間365日パトロール」、知的財産権の権利者との連携制度「知的財産権保護プログラム」の運用などの対策はしてきたとのことですが、新たに膨大な取引データと独自に開発したディープラーニング特化型スーパーコンピュータ「kukai(クウカイ)」を利用した「偽物出品検知AI」を活用し偽物排除を徹底的におこなっているとのこと。

ちなみにディープラーニング(深層学習)とは、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法の1つで、10年間は勝てないと言われていた囲碁のトッププロを破ったのもこのディープラーニングだし、自動運転技術においてもカギとなるのもディープラーニングです。

スーパーコンピュータを活用する「偽物出品検知AI」は、出品物と出品者に関するあらゆる膨大な情報に基づいて、 なんと出品完了後数秒以内にはその出品物が偽物かどうかの確率を判定。グレーな状態からその後人手によるチェックで黒と判断されたら削除されるようです。

  • 2018年11月 偽物出品対策を強化
  • 従来の機械学習に加え、スパコン・ディプラーニングを活用
  • 「偽物出品検知AI」で出品完了後数秒以内に偽物である確率を判定
  • 高いと判定したら人手による削除
  • 検知精度は機械学習と比べ、検知制度が3.1倍に向上
  • スパコンで新らたなパターンの偽物出品でも迅速な対策が可能

スパコン「kukai」で処理速度が70倍に・新たなパターンにも対応

偽物の判定が高速化できる要因は、スーパーコンピューター「kukai」によるものですが、これまでサービスで活用していたGPUサーバで行うと約110時間かかる想定の新たな検知モデル構築が、スパコン「kukai」を用いることで約70倍の処理速度の約1時間半で完了 。これはすなわち今までになかった新たなパターンの偽物出品が発生しても、直ぐに新パターンに対する対策を取れるということです。

IDCFrontier【kukai】

「kukaiとは

kukaiは17年6月にヤフーが開発を発表したスーパーコンピュータ。
 米NVIDIAの最新GPU「Tesla P100」を160基搭載し、冷却方法には高効率な「液浸」を採用。スパコンの消費電力あたりの処理性能をランキングにした「GREEN500」(2017年6月)では、東工大の「TSUBAME3.0」に続き、世界2位を獲得。

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1803/12/news024.html

偽物を買わないためには

それでもスパコン「kukai」の判定をかいくぐる偽物の出品は必ずあります。

過去の実績から疑いのあるIDやそれに紐付くIDではなく、綺麗なIDからの出品で写真は本物、商品説明もまともとなると判定も難しいですし、出品している当の本人が偽物を本物と疑わずに出品している場合などは、騙すという気持ちがない分、検知するのが難しいところ。スポーツ用品や登山用品なんかは特に多いと感じます。

何にしてもヤフオクで偽物を掴まされないようにするためにはどうすればいいのか。

それは高額なものは個人出品から買わないというのが最善の対策だと思います。高額の度合いは人それぞれ違うところですが、「どうしよう、大丈夫かな?」と悩むのなら、少し高くても実物を手に取れる実店舗で購入するのが一番。もしくは 「Yahoo!ショッピング」「楽天」「アマゾン」などの返品できる出店法人から購入する方が安心でき間違いありません。 数千円なら笑い話で済んでも、数万円や数十万円では笑えませんからね。

ちなみにヤフオクでも「ストア」から購入したものが偽物だった場合のみ、 「偽造品トラブル安心サポート」が適応されます。

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