空前のウイスキーブーム ヤフオクのウイスキーカテゴリが熱い!

ジャパニーズウイスキーの価格が高騰しています。ヤフオクのウイスキーカテゴリも高額沸騰で、ウイスキーに詳しい人でなければその落札価格にビックリすることでしょう。

⇒ ヤフオク!ウイスキーの落札相場

人気のジャパニーズウイスキー

自宅近所の大型リサイクルショップではここ近年、店内放送で「飲んでないお酒がありましたら買い取りますー」としつこいくらいに宣伝していますが、お酒はその人気度・レア度で定価の何倍もの値段で売れるものもあります。

お酒の中でも特にウイスキーはハイボールブームの追風、2014年のニッカウヰスキーの創業者夫婦を描いた連続テレビ小説「マッサン」の影響、海外での国内ウイスキーが相次いでの高評価受賞からなかなかの盛り上がりを見せ、今や国内だけではなく海外からも、ジャパニーズウイスキーとして超注目を浴びている状態で、プレミア価格で取引されているウイスキーも数多く存在しています。

8500万円で落札されたウイスキー

ヤフオクではないですが、直近で凄い落札額になったジャパニーズウイスキーがあります。それはサントリー「山崎 55年」というもので、香港で開かれたボナムズのオークションで何と約8500万円で落札され、日本ウイスキーの最高値記録となりました。

8500万で落札

このウイスキーは2020年東京オリンピックを記念して造られた新しいものですが、原酒は古く、1964年の東京オリンピック前後のウイスキーをブレンドしたもので、限定100本で1本が330万(税込)で販売されたものです。

元の販売価格も凄いものがありますが、ジャパニーズウイスキーは特に中国の愛好家から人気が高く、美術品と同じように投機の対象にもなっているようです。

ウイスキーとは

自分のウイスキーの知識というと、アルコール度数が高い琥珀色のお酒というくらいしかありませんが、サントリーのHPを見てみると「糖化⇒発酵⇒蒸溜をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒」 のことを言うようです。

工程の発酵まではビールも同じですが、ウイスキーは次の蒸溜(液体を蒸気にしてまた液体に戻す工程)で、アルコール度数がガツンと高くなり、熟成で味わいに深み・香りが出ます。ウイスキーの「10年」「20年」といった歳月表記は原酒を熟成させていた年数のことを指しています。

ちなみにウイスキーの琥珀色は、樽熟成時に樽の成分と液体が反応し色が付くといいますから、なんとも洒落てますね。

ウイスキーは3種類ある

ウイスキーの原料は麦芽を主原料にする「モルトウイスキー」と、麦芽・トウモロコシ・ライ麦などの雑穀を原料とする「グレーンウイスキー」が大きく分けると2つあります。そしてその2つをブレンドしたものを「ブレンデットウイスキー」といいます。

ウイスキーで有名なサントリーには、「山崎」「白州」「知多」に蒸溜所があり、それがウイスキーの名前にもなってますが、山崎・白州はモルトウイスキーで、知多はグレーンウイスキーです。

有名な「響」という銘柄は、この3つの蒸溜所で作られる原酒をブレンドして作られた、ブレンデットウイスキーになります。

  • モルトウイスキー:山崎 白州
  • グレーンウイスキー:知多
  • ブレンデットウイスキー:響

ヤフオクのウイスキーカテゴリも熱い

ヤフオクのウイスキーカテゴリもお祭り騒ぎです。

店舗の買い取りで足元を見られるより、ヤフオク出品の方が間違いなく高値で売れますから、酒屋さんなんかも店頭に並べずに出品してるのではないですかね。

ヤフオクでの過去の落札での一例ですが、もう高額過ぎて自分は落札システム利用料の方を心配してしまいます。

三代徳田八十吉作

ウイスキー1本で700万円です。

人間国宝の三代徳田八十吉が、このウイスキーのためだけに作った耀彩瓶 碧陽という青い入れ物に「響」35年を詰めたもので、1本100万円(販売本数150本)で申込販売されたものです。

元値もなかなかですが、いかにもレアで高額になりそうな一品です。

ローリングストーンズ

レアなのはこちらもですが、ザ・ローリング・ストーンズ50周年記念で発売された150本限定のウイスキーです。

結成年である1962年の超長期熟成ミズナラ樽原酒をはじめ、50年にわたる歴史において、節目となった年(1971、72、81、90年)に蒸溜・樽詰めされた原酒だけを厳選ブレンドしたものが50万で販売されましたが、落札はその10倍の500万ですー もうクラクラしますね。

ただ同じものでも数年前は100万円いかないくらいの落札金額だったので、その時に売ってしまった人は悔しい思いをしていることでしょう。

山崎25年

サントリー創業100周年記念として発売された「山崎25年」です。

販売価格は125,000円でしたが、こちらも約10倍の落札価格になっています。

ミニボトル

こちらは大きい瓶ではなく、「響」のミニボトルの2本セットです。1本は「響」21年熟成のものですが、このちっちゃい瓶2本で 10万円越えです。恐れ多くてこんなもの飲めません。

空箱や空瓶も落札されている

新品未開封のものだけが売れるのではなく、空箱・空瓶も買われています。下はサントリーの「響」21年ですが、飲んだ後の瓶と箱がなんと3000円で落札されています。

ウイスキー空瓶

このウイスキーの販売小売価格は25,000円で、ヤフオクの落札相場は75,000円前後というものですから、空瓶も売れるというのは何だか頷けますね。

中身に別のウイスキーを入れて雰囲気を味わうんでしょうか、お店だったら限りなくグレーな用途なのでは・・

山崎50年

ただ上には上がありというかもうこれは別格ですが、空箱(木箱)だけで34万円で落札されたお化け級のものもあります。

この箱の中身は「山崎 50年」という、2005年50本限定、2007年50本限定、2011年150本限定で、3度発売された山崎の2011年番の空箱です。

2021年5月に東京で開かれたSHINWAオークションでは年数は違うものの 4,600万円で落札されたウイスキーですから、空箱でもその価値は半端ないということなのでしょう。1000円スタートで始めた出品者も、まさかここまでの落札価格に仰天したんではないでしょうか。

現行販売されているものも高い

イチローズモルト

最後に紹介するのは金額的にも現実味がある6600円(税込)で販売されている「イチローズモルト ワインウッドリザーブ 」です。

埼玉県秩父市のベンチャーウイスキーが販売するもので、熟成期間中に赤ワイン熟成樽の空き樽にウイスキーを入れ替え、後熟成させるというウイスキーです。

人気のウイスキーなので店頭ではなかなかお目に掛かれませんが、ヤフオクでは2倍ほどの金額で落札されています。

思った時が売り時かも

ジャパニーズウイスキーは国内外で高値で取引され、特に〇〇本限定などの生産本数の少ないもの、また〇〇記念で生産されたなど珍しい希少性の高いものは、常識はずれの超高額で取引されています。

1本のウイスキーに何千万、何百万も支払える世界各国の富裕層がいる限り、今後も右肩上がりに価格は上昇していくでしょうが、ブームで発生する相場の波の中では、来年は今年より値段が下がっているということも十分に考えられます。

自宅に眠っている「もしかしてこれは・・」というウイスキーがあるのなら、売り時は今なのかもしれませんよ。

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