1円端数の付いた落札金額は誰が入れた
出品者の立場の時、落札された金額に1円単位がついて端数になっていることはないですか。私はまったく気にならないのですが、出品者によっては嫌う人もいるようです。
ただそうなっている理由には、落札者が関与していないこともあることを、端数を嫌う出品者は知っておかなければいけません。
次点入札者の端数がついてくる
例えば、入札がない現在価格が1000円のオークションに、落札相場など考慮して 1500円まで出してもいいと考えた時、大概とライバルも得てして同じ価格基準で考えていることもよくあることなので、自分は1円プラスの 1501円で入札しておくと、1円の僅差で落札できることもよくあることです。
でもこれは自分の判断で1円単位の端数を入札したという話。
落札した金額は811円
しかし、先日ヤフオクで落札した商品の落札金額は、私の入札額とは関係がなく 811円の端数で終了しました。では何故こうなるのでしょう。
理由は単純なもので、他の誰かが1円単位を付けた端数金額で入札したものを、引きずってしまってきているからです。
自分が端数金額で入札していなくても、次点の入札者が1円単位の端数金額で入札してあると、その金額を自動入札で上回ってくる時に付いてきてしまうんですね。
上は811円の金額で落札できたときのアプリ画面ですが、詳細を開いて見てみると、次点の入札者が801円で入札してあったことが分かります。
私は出してもいいと考える金額の1100円で入札していたので、次点の801円から入札単位の10円が上乗せされた811円になり、その後は入札が入らなかったので、この端数金額でオークション終了になったということです。
もし、仮にほかの第3者が1500円と入札したら、最高金額は私が入札した1100円に100円プラスされた 1200円まであがり、この時点で端数は消えることになります。
入札金額の入札単位
1円~1000円未満 10円単位
1000円~5000円未満 100円単位
5000円~1万円未満 250円単位
1万円~5万円未満 500円単位
5万円以上 1000円単位
端数金額は別に問題なし
落札者の立場でも人によっては、今回のように1円が付いてしまった落札金額を見て、「自分が入札で付けた端数じゃない」と言い訳したくなってしまう人から反対に、「別に数円単位になっていても問題なし」と考える人もいることでしょう。
私は完全に後者ですが、出品者の中には商品説明に「入札単位を守れない入札者は削除します!」なんて凄いマイルールを記載している出品者もいます。
しかしヤフオクのヘルプでは下記のように書かれています。
ヤフオクヘルプ
最高入札額は、「現在の価格」(入札者がいない場合)または「現在の価格+入札単位」(入札者がいる場合)以上なら、1円単位で決められます。たとえば、入札者がいるオークションで「現在の価格」が1,000円の場合、「現在の価格+入札単位」の1,100円以上なら、「1,101円」「2,001円」などでも入札できます。
ヘルプを見ても、入札単位以上であれば金額はいくらでもよく、1円端数の付いた入札はマイルールとして嫌がる出品者はいるものの、マナー違反でもガイドライン違反でもなんでもないんですね。
最高金額を入れた人が落札できるオークションでは、1円単位の端数が勝負の分かれ目になることもあります。
確かに1241円だとか1351円よりは、1250円とか1360円の方が分かりやすいと考える出品者もいるとは思いますが、実際、落札されたお金は手渡しでもらうわけではなく、銀行振込での受取りなので、1円の端数が付いていようがなかろうが、ただただ気持ち的なこと。
現実には何の問題もないというものです。