官公庁オークションってどんなオークション

官公庁オークションとは、税金滞納者から差し押さえた商品や、地方自治体が使っていた備品などをヤフオクのシステムを利用して売買しているオークションのこと。

システムはヤフオクですが、出品者は各行政機関なので、いつものオークションとはちょっと違うんですね・・ どこが違うかを解説していきますよ。

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官公庁オークションには「公売」と「公有財産の売却」の2種類ある

これは超基本ですが、官公庁オークションと一重に言っても実は2種類に分類されます。

1つは、税金滞納者からの差し押さえ品を売却する「公売(インターネット公売)」と、もうひとつは各行政機関が所有している財産を売却する「公有財産の売却」です。

公売は分かりやすいですよね、税金滞納者の所有物を売却して税金に充てています。

公有財産の売却の方は各行政機関が持っている不動産や動産を売却することです。役所で使っていた備品や車なども多数出品されているんですよ。消防車や救急車などが出品されているのはいつものことです。

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そして官公庁オークションはいつでも開催されているわけではなく、

「インターネット公売」の方は年に8回、「公有財産売却」の方は年に6回行われ、それぞれ入札期間がダブルことのない開催日程で行われています。

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入札するには事前の参加申し込みが必要

官公庁オークションで落札するためにはというか、入札するためには例外なく必ずオークションごとの参加申し込みが必要になるんです。

参加申し込みはヤフオクのシステム上で行いますが、これはYahooに申し込むのではなく、出品者の各行政機関に申込むんですね。

なので参加申込みに必要な項目も各行政機関ごとで違い、本人確認書類(免許書、保健証、パスポートなど)が必要だったり、下記で説明する保証金が必要な場合があるんですよ。

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保証金が必要なオークションもある

出品商品によっては保証金(公売物件の場合は公売保証金といい、公有財産売却物件の場合は入札保証金という)の納付が入札の条件になっているオークションもあり、納付方法はクレジットカードか銀行振込になります。

保証金を払うオークションの場合、落札できなければ当然ですが全額返金され、落札できれば保証金が差し引かれた金額を請求されることになります。

ただ国税庁が実施する公売だけは、保証金は引き落とされないので落札金額を全額納付することになるんです。

詳しくは保証金納付のヘルプを参照。

ヘルプ http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/help/help04.html

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入札方式には、せり売形式と入札形式がある

これは結構大事なことで、

官公庁オークションには、せり売形式入札形式の2種類の入札方式があります。

「せり売形式」というのは、いつものヤフオクと同様、入札回数に制限はなく自分が出してもいい金額を入れておけば後は自動でシステムが競いあってくれます。

一方、「入札形式」は高値入札者が落札できるシンプルでわかりやすい方法です・・・ 言い方を変えれば的外れな高値で買ってしまうかもしれない方法ですね。

「入札形式」は一発勝負なので入札価格の値決めは、相場価格をよく見て決めなければいけません。

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・インターネット公売  「入札形式」と「せり売形式」の両タイプがある。

・公有財産売却  すべて「入札形式」のみ。

落札後は各行政機関の指示の通りに

落札が決まれば、いつものヤフオクのように、Yahooのシステムから自動送信メールが届き、その後、出品側の各行政機関から参加申し込みの時に入力したメールアドレスに詳細連絡が届きます。

購入したものによって違いはあるもの、メールの指示通りに行っていけば大丈夫。鉛筆にしろ、車にしろ、各行政機関の方が何をするにか、適切に指示してくれますからね。

その後、入金を先方が確認したら普通のオークションと同じく商品は発送されます。

評価はありません、そこは官公庁オークションですからね。

官公庁オークションは決して敷居の高いものではありません。欲しいものが見つかった時には購入の選択肢に入れてもいいのでは・・

ちなみに、こんなのも出品されてますよ~

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